Tuesday, December 25, 2007

ヒット商品を創るデザインの力

★★★☆
顔が映るほどのつややかな黒い紙が使われていて、装丁が美しい本です。さすがはデザイナーの著書。そう思わせる仕上がりです。

液晶テレビAQUOSの製品デザインの成功談で始まり、デザイナーとしての来歴を振り返り、グッドデザイン賞の総合審査委員長を務めた経験も踏まえつつ、国家を挙げてのデザインの時代がきていると宣言する。本書の内容は、鼻につくことはないものの、ある意味で自慢話を聞いているような感じもします。語り口はさらっとしているので読みにくくはありません。

写真がたくさん掲載されていて、話もよくわかります。体験談としては興味深いところが多いです。欲をいえば、体験談の枠を超えて、ほかのデザイナーの例をもっと挙げてあるとよかったかな。

どんな製品がわたしたち利用者の美的感性をくすぐり、ほしいという気持ちに火をつけるのか。その企画・開発・販売・サービスには何が意識され、どんな取り組み方がされるのか。そういった作業がかいま見える本として、見て楽しく、読んでおもしろい本でした。

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